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2008-02-17

和平飯店

今回は、大変有名なホテル「和平飯店」をご紹介します。

和平飯店-2    和平飯店-1

      南   楼                北   楼

象徴的な深緑色の三角屋根や、1Fの「爵士酒吧」で演奏されるジャズバンドで知られる
老年爵士楽団」でお馴染みの北楼は、魔都とも呼ばれた上海を象徴してきました。

今日では、南楼・北楼を合わせて「和平飯店」となっていますが、元々ペアで建てられた
ものではなく、設計者も異なります。


竣工は、南楼が先でした。
南楼は、英国人ウォルター・スコットが設計し、1906年に竣工、匯中飯店(パレスホテル)と
いうホテルとして開業されました。
当時イギリス本国で好まれていた、アン女王復古様式(ヴィクトリア・ルネサンス様式)と
呼ばれるスタイルが採用されています。
竣工当時、上海におけるエレベーター設置第1号のビルでした。
1911年、辛亥革命を成功させた孫文が、ここでパーティーを行ったのは有名な話です。
また1927年には、後の中華民国総統で、当時北伐の挫折で下野していた蒋介石と、
有名な宋家三姉妹の末妹である宋美齢との結婚披露宴も行われました。


北楼、そして当時の上海を語る上で、サッスーンを外すことはできません。
サッスーンについては、後日改めてスレッドを立てますが、今回は北楼に関すること
のみご紹介します。

北楼は、サッスーン財閥が、自らの本拠とすべく建設したものです。
設計は、当時上海で最大の規模を誇った、パーマー&ターナー事務所(公和洋行)で、
1929年に竣工、沙遜大厦(サッスーン・ハウス)と名付けられました。
所有は、サッスーン財閥が経営していた3つの不動産会社の1つである、華懋洋行
(キャセイ・ランド)でした。

多目的な用途を持たせた建物で、当時、下記のように使用されていました。
1階~3階;銀行や商店に賃貸
4階;サッスーン配下の会社の事務所
5階~10階;華懋飯店(キャセイ・ホテル)として営業
11階(三角屋根の真下);
  …当時のサッスーン財閥当主であったヴィクター・サッスーンの自室として使用。

この建物は、外面は列柱等を用いず、三角屋根の直線模様や、その根元部分の
ぎざぎざ模様など、平面的な中に幾何学的な模様を配する、典型的なアール・デコ
様式
が採用されています。
また、建物内部も、ロビー照明器具や天井の装飾、段だら模様の大理石の床など、
溢れん許りのアール・デコ式装飾が施されています。

両楼は、中華人民共和国建国(1949年)後、1956年に再開業しました。
この時、現在の「和平飯店」という名前になっています。
今日では、錦江国際管理公司(錦江集団)により運営されています。

デラックススイートは、“中・英・仏・伊、西・独・印・日・米”の、9ヶ国の建築様式で
造られていて、浦東の夜景が眺められます。


…ここで水を差してしまうようで大変恐縮なのですが…。

実はこの和平飯店、現在、2010年の上海世博(万博)を控えた、外灘(バンド)の
リニューアル(整備)の一環として、昨年('07年)4月を以って、北・南楼共に、全面
改装に入ってしまいました。
この為、改装工事終了まで、全面的に営業がストップしています。つまり、現在、
宿泊も、内部の見学も、できません!(残念ながら)

この改装工事、終了時期の具体的な見通しは立っていないそうですが、'10年の
世博に間に合わせるという大前提はありますので、来年'09年下半期内での終了
確実、とのことです。

この為、内部のご見学は、上海世博までのお楽しみに取っておいて下さい。
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comment

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Mario様

復活して数年目でしたか!
確かに、“あの時代”に何をしていらしたのか、そんな想いを
巡らせながら聴くのは、また独特の感慨があったでしょうね。

南楼は、更に古いですからね。
外灘一帯、元々が川沿いの湿地でしたから、そういったものは
出てきますね。もっと傾きが顕著なものも、他にありますし。

リニューアル、以前は愚かなやり方でお釈迦にしてしまうことが
少なくなかったですが、新天地以来、流石にそろそろ学んだ
頃ではないでしょうか。
否、“学んだ”と期待したいです(笑)。

和平飯店

>「老年爵士楽団」
復活して数年目のときに聴きました。 あのホールの由緒は聞いていたし、又、上演が禁止されているあの時代に、この老楽師さんたちは何をしていたのかなあなど、変に感慨深かったです。
>北・南楼共に、全面改装
特に南楼は「傾いてみえる」くらい老朽化していましたね。 北楼の客室も昔の雰囲気のまま(使える家具類必ず使って)リニューアルして欲しいですね。
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