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2008-03-08

徐匯区 -道にまつわるお話編-

長い副題になってしまいましたが、本日は、徐家匯に繋がっていない、ましてや
徐匯区にもないのに、何故か名前は
    “徐家匯路
という、「徐家匯路」にまつわるお話をします。

現在の徐家匯路は、斜橋~打浦橋間を東西に走る道で、徐家匯へと通じていない
ばかりか、徐匯区内にあるわけでもありません。
では、何故この道が、徐家匯路と呼ばれているのでしょうか。

実は、嘗ての徐家匯路は、徐家匯に通じる道でした。

1860年代初頭、太平天国軍は、江蘇南部・浙江北部の大部分を攻め落とし、更に
上海へと進軍していました。
この為、上海租界と清朝政府とは、協力して太平軍と相対する必要に迫られました。

1861年、清朝政府は、租界当局の租界外への軍用路敷設に同意します。これにより、
イギリス・フランス両租界が、それぞれ徐家匯へと通じる軍用路を敷設することに
なります。
イギリス租界は静安寺から徐家匯へ、フランス租界は斜橋から肇嘉浜北岸に
沿って徐家匯
へ通じる道路を敷設しました。

この二つの道路を、元来の徐家匯路と区別するために、それぞれ英徐家匯路
法徐家匯路(法;フランスのこと)と名付けられました。

その後、英徐家匯路は、1920年に海格路(現華山路)と改名されます。

一方、法徐家匯路は、清朝末期、上海城付近の肇嘉浜が埋め立てて平らに均され、
その後、打浦橋~斜橋間の浜(川のこと)も、同様に埋め立てられました。この工事に
よって、法徐家匯路は元来の徐家匯路と合併し、単に徐家匯路と呼ばれるように
なりました。まだこの時点では、徐家匯路は徐家匯へと通じる道でした。

1920年代以降、日暉港の土砂による梗塞が甚だしくなり、肇嘉浜路は
 “臭水浜
…この名前をご覧頂ければ、意味は明白だと思います。臭い川!
  こういう時、漢字の名前って、便利ですね(笑)
として有名になりました(苦笑)。

中華人民共和国建国後、上海市人民政府は、“臭水浜一掃プロジェクト”を立ち上げ
ます。
日暉浜周辺の肇嘉浜を埋め立てて、北岸にあたる、従来の徐家匯路から、南岸の
斜徐路間を、並木を中央分離帯とした大通りに改修して、肇嘉浜路としました。
  肇嘉浜路(向西)  肇嘉浜路(向東)

       肇嘉浜路~徐家匯          肇嘉浜路(向東)
これによって、遂に徐家匯路は、徐家匯と隔たってしまいました。

また、徐匯区の東境界線を打浦橋周辺までとした為に、徐匯区内にも無い道になって
しまいました。
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theme : 中国
genre : 海外情報

comment

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キウイママ様

ようこそおいで下さいました。

現在の中国では、道の名前の名付け方で最も多いのは、国内の地名
です。こういった歴史にまつわるパターンというのは、特殊ですね。


これについては、長くなってしまいますので、後日改めて、スレッドを
立ててご説明致します。

yuko様

私も、オーストリアについては、無知に近いですよ(苦笑)。
他の方のブログでも話題になったのですが、日本に入ってくる海外の
情報自体が偏っている上に、更に特定の国の情報許りに偏ります
からね。

一般的な(日本にいる)日本人の持つオーストリアについての知識って、
・モーツァルト
・サウンド・オブ・ミュージック
 →ザルツブルグ
・ヨハン・シュトラウス
・ハイドン
・年末年始の舞踏会
 →ウィーン
 →ウィンナーコーヒー
  (ウィンナーソーセージの由来と知らない方も多いと思います)
・チロル
・インスブルック(スキーをやっている方なら)
・ハプスブルグ家
…このくらいでしょうか。
この中のものでも、知らない方は少なくないと思います。結構代表的な
ものを挙げた積りですが。

ウィーンは、ローマ帝国の軍団基地が起源なのですけれどもね。結構
歴史のある街ですよね。トルコと攻城戦も行われていますし。

他にも、いろいろな魅力のある場所ですので、これからも、お互いに
紹介し合って行ければ、と希望しています。

No title

道にまつわるお話も色々歴史的な背景があるのですね。漢字って意味が分かって便利です。ニュージーランドは地名、人名が道の名前になっている所が多いです。拍手していきます~。

No title

中国は行ったことがないので想像でイメ―ジしていましたが孤舟居士さんのブログを読ませていただいてからいろいろ想像とは違うモダンで西洋風な街並みに驚いています。
数日前の記事の写真で見たツインタワ―とか今回も肇嘉浜路~徐家匯、肇嘉浜路(向東)の写真など高層ビルが立ち並び私の想像とは全く違うものです。
それぞれの街並みに関する孤舟居士さんの解説で少しずつ中国について学ばせていただいています。本当に無知で恥ずかしい次第です・・・!これからも楽しみにしています。



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